緋彗せな配信開始一周年記念
※何を見ても笑って許せる人は読んでください。
緋彗せな
彼女は近年出現した数多のＶライバーの一人である。
配信開始より数多くのリスナーをその可愛さと尊さで魅力し続け、さる12月23日、ついに配信開始より一周年を迎えようとしていた。
だが、彼女は知らなかった。
その日より彼女を中心とした事件が巻き起こることを。
12月23日 某所
配信開始一周年記念の配信会場
楽しい時間になるはずだった。
だがそれは、とある介入により壊されていく。
緋彗せな
｢貴方は誰!? どうしてこんなこと…!!｣
謎の介入者
｢お前に名乗る名はない。どうしても呼びたいなら“ダークネス・コメット”と名乗っておこう。｣
緋彗せな
｢ダークネス、コメット…｣
緋彗せな
｢……コメットってなんだっけ？確かポケモンにコメットなんたらって技あったよね…｣
リスナー
『コメットパンチ』
『メタグロスの技』
『意味は彗星だよ』
緋彗せな
｢園児のみんなは有能だなぁ｣
ダークネス・コメット
｢ねぇこっちはあんたの配信壊そうとしてるんだけど？｣
せなの配信以降、ダークネス・コメットは他のＶライバーの配信にも介入し台無しにしていく。
だが、その悪行はどういう訳か緋彗せなの仕業ということになっていた。被害にあったＶライバーの配信履歴には、『“緋彗せな”の公式アカウントが配信に参加した』という表示になっており、その表示も配信に参加していたリスナーも確認していた。
するはずもないことに濡れ衣を着せられた形となったせなは、被害にあったＶライバーからの冷めた視線だけでなく、ネット特有の袋叩きや嫌がらせまで受けることになる。
精神的に追い詰められていくせな。
そして、追い詰められた彼女はある決意をする。
緋彗せな
｢存在に気付いたのは配信1ヶ月記念のをした後だった。配信をしよう、って思い立ったときからあったのかもしれない。
それから中を見てみようなんて思いもしなかった。
それが、今は中身を見たい。ううん、見ないと今の状況を変えられない。
今の私に起こっていることは、私がＶライバーを辞めれば済むかもしれない。ほとぼりが冷めてから別のＶライバーとして始めたっていい。
だけど！
今の私がここまで来たのは私が“ 緋彗せな”だったから！
こんな私を受け入れてくれた優しい人達がいたから！
皆とやってきた配信が楽しかったから！
だから私は、“緋彗せな”として今の状況を変えなきゃいけない。それが、間違っていたとしても…！｣
とある電脳空間
ダークネス・コメット
｢ふふふ…緋彗せなになりすましＶライバーの配信をめちゃくちゃにしまくってきた。そろそろ次に行く頃合かな。
そうと決まれば、最後にこの配信をめちゃくちゃにしてやる。｣
｢そんなこと、させない！｣
ダークネス・コメット
｢えっ……そんな、ありえない……なんでお前がここに…!?｣
緋彗せな
｢貴方は、この力で皆の配信をめちゃくちゃにしてきたんだね。
だけど、私はこの力で貴方を止める！｣
ダークネス・コメット
｢私を止める？私と戦うつもりか、緋彗せな！｣
緋彗せな
｢違う！｣
ダークネス・コメット
｢なに？｣
緋彗せな
｢貴方がどうして私のふりをして皆の配信をめちゃくちゃにするのかは知らない。
けど、配信は楽しいものなんだ。他のＶライバーも、リスナーも、皆が楽しめるものなんだ。
だから、私は貴方にそれをわからせる！
よわよわ、サポートお願い！｣
よわよわ
｢(っ`-´c)ﾝﾏｯ! (あいよ！)｣
ダークネス・コメット
｢私と戦うつもりはないと？ならこのまま電子の海に沈め！緋彗せな！
いけ、ドラグーン！あいつを撃ち抜け！｣
緋彗せな
｢よわよわ！｣
よわよわ
｢(っ`-´c)ﾝﾏｯ! (シールドビット、行け！)｣
ダークネス・コメット
｢防いだか。だがその機体、シールドビット以外の武装はないと見た！
手数はこちらがうえだ！｣
よわよわ
｢(っ`-´c)ﾝﾏｯ! (はやくやっちゃって！長くはもたない！)｣
緋彗せな
｢ありがとうよわよわ！準備ができた！
いくよ、“とらんすあむ”！｣
よわよわ
｢(っ`-´c)ﾝﾏｯ! (トランザムだぞ)｣
ダークネス・コメット
｢機体性能をあげるタイプか!?
だが、それで何をする!?｣
緋彗せな
｢言ったでしょ、貴方にもわかってもらうって！
今からここで、私と貴方だけの配信を始めるよ！
出力最大！“きゅあんつむ・ばーすと”！！｣
よわよわ
｢(っ`-´c)ﾝﾏｯ! (クアンタム・バーストだぞ)｣
予告風二次創作SS
『Ｖライバー 緋彗せな 覚醒篇』
それは、配信のための力ーー
令和になる前に自分語り
※これは書き手の自分語りです。しかも内容が滅茶苦茶です。
そういうのが嫌いな人興味がない人は回れ右しましょう。
元号が変わる。平成が終わり令和になる。これが新たな時代の始まりだと皆が言う。その通りではある。
では私にとって平成とはなんだったのか？
私は平成生まれである。
幼少期は親の方針で特撮作品を視聴しゴジラにどハマりした。
小学生の頃はポケモンが世間でフィーバー、初代(青版)を楽しみ、デジモンも嗜んでいた。スマブラが世に出てそれからカービィというキャラクターを知り、SFCのSDXなど64が出回っていたにもかかわらす過去作を遊んでいた。
中学時代は…覚えがあまりない。あぁ、パワポケはこの頃から触れ始めたか。あとガンダムも。
高校時代は再びゴジラにハマる。友人がしていたからという理由でスパロボにも触れ始めたのもこの時期だ。そこからゲッターロボにのめり込んだ。
ガンダムに至ってはSEEDから入ったのに宇宙世紀Loveになっていた。これは『ギレンの野望』というゲームのせいだ。
大学時代は悪友と呼べる者と出会いモンハンを始め、サークルの先輩後輩からちょくちょくオススメを嗜んだりもした。アイマス関連としてモバマスを始めたのも艦これが始まったのも大学時代だ。
そう、平成とは私が生まれてから二十数年(あえて暈す)の生きた記録である。それが今終わろうとしている。
だからこそ考える。『自分は何をしてきたのだろう』と。
幼少期、ゴジラにハマっていたこともあり夢は映画監督だった。怪獣特撮をやりたかったのだろう。
小学生後半には漫画家になりたいと言っていたはずだ。コロコロで連載していた『星のカービィ デデデでプププな物語』の影響だ。
では今は何をしているのか？ハッキリとは言わないが、資格ありの医療関係の仕事をしている。人によっては良い仕事にありつけたと思うだろう。
だがここでハッキリ言う。
私は今の職業になりたくはなかった。
なら昔なりたかったものに何故なろうとしなかったのか？簡単な話だ、他人に否定されたからである。
『映画監督になりたい』は『お前にはムリだ』『そもそも怪獣映画なんて時代遅れ』と言われ、
『漫画家になりたい』は『なら義務教育受ける必要ないよね』と内部進学の際の面接で面接官から嘲笑われた。
それでも絵を描くのは好きだったし下手くそながら続けていた。そしたら今度は親が『漫画家なんて不安定なものなるよりしっかり稼げる資格のある仕事につきなさい』ときた。理系も文系もどっちつかずな成績なのに、国語英語が悪いからという理由だけで理系になっているのに、何故医療関係
の資格なのか。そもそも自分の達が医療関係の仕事をしている訳ではないのに何故そこに放り込もうと思ったのか。…話が逸れてきたか。
なんやかんやありながらも医療関係の大学に進学し、漫研のようなサークルに所属し漫画や絵を描くのは続けていた。…が、留年・卒業延期、国試浪人と続き、細々とやっていくこと自体が出来なくなってしまっていた。
そして今、国家試験に受かりはれて仕事をしている。かつて親は言った。『資格のある仕事ならいずれ趣味の時間も作れる』と。ハッキリと言える。そんな時間はない。少なくとも今の状態ではない。朝早くに出て夜遅くに帰ってくる。休みはちゃんとあるが大体グダっている。
…まぁ、ここまで書いていると読んでいる人も察しはつくのではないのだろうか。
『お前何かと理由をつけて逃げてるだけじゃないの？』と。
そうだ、その通りだろう。逃げてるだけなんだ。
ならどうすればいいんだ？逃げるなというならどうすればよかったんだ？どうしたら正解だったんだ？それを答えられる人はいるのか？いるなら教えてほしい。どうすればいいんだ？
わからないことは誰かに聞けばいい、調べればいいという。だがそもそも誰に聞けばいい？どう調べればいい？今はネット社会ではあるが、どのようなワードで検索すれば答えがみつかるんだ？
教えてくれよ、偉そうに言うくらいなら教えてくれよ…！
あぁ、もう。自分が何を書きたいのかわからなくなってきた。というか、何も考えずに頭に浮かんだことをそのまま書き連ねすぎた。
本当なら紙に書き起こして自分である程度添削してからやるべきなんだろうが、それだと平成の間に終わらない、間違いなく日数がかかる。
話を戻そう。
『自分は何をしてきたのだろう』
答えは『何もしていない』。
『何も出来ていない』と言うべきだろうか。
漫画にしろイラストにしろ、お世辞にも上手いとはいえない。上達はしているだろうが、それは低いレベルでの話だろう。
これまで描いてきたもので『完成』したものはない。『妥協して終わらせた』ものだけ。それどころか『終わらせていない』ものの方が多い。頭の中の情景を完全に描きあらわせないからだ。
ならば小説でと路線変更したこともあった。だが同じだ。頭の中の情景を文字にできない。
ある人は言った。『どんな拙いものでさえ形にするのが大事』だと。だが、形にするために必要な部分に限って表現できないのだ。自分が描きたいものを作品にしているのに、重要な部分が描けないなら形にしたって意味がないじゃないか。私が間違っているのだろうか？
…うーん、またこんがらがってきた。一度仕切りなおそう。
私は妄想が好きだ。否、気付いたら妄想している。
大体楽しいことを妄想している。自分のこれから起こって欲しいことだったり、好きな作品の二次創作まがいのものだったり。
講義中真面目に話を聞いていたはずなのにいつの間にか関係のない妄想をしていたなどしょっちゅうだ。
何か自分にとって辛いこと嫌なことがあり、それで自分を追い詰めていた時ですら、唐突に妄想が始まる。…これって普通なんだろうか？
その中で、『この妄想はいける！』と自分で思う時がある。それが私の描きたいもの。漫画なりイラストなり小説なりで表現したいものだ。
その多くが、自分の技量が無かったり表現手段がわからなかったり、予期せぬ妨害があったりで『完成』していない。決して形がない訳ではない。漫画や小説であれば脚本は出来上がってるのだ。
予期せぬ妨害は仕方ないと諦めるしかない。だが技量や表現手段に関しては、何をどう調べたらいいのかわからない。そもそも何がわかっていないか自分ですらわかっていない。それは創作活動だけではない。今まで生きて私は常に『何がわかっていないかわからない』状態だった。だから誰かに聞こうにも聞けないし、聞いても相手にしてもらえない。調べようにも何を調べていいかわからない、そもそも調べ方もわかっていないかもしれない。
平成という時代が終わろうとしている。
平成は私が生まれ生きてきた時代であり、『何もしてこなかった』期間だ。
もうすぐ令和という時代が始まる。これを気に私自身は変わらなければならない。自分が死んだ時に『こいつ何もしてないなwww』と嘲笑われるのは構わないが、『自分がしたいことすらできなかった』では終わりたくないからだ。
……でも、何をすればいいのだろう？
今の時点では何もわからない。
